にゅすば、NEWSのバックについてくれているJr.たち。
彼らの再スタートを知ることがこの1年とても多かったです。
「NEWS LIVE TOUR 2020 STORY」
このライブは2回の中止を経て2021年3月から5月に行われました。NEWSの頭文字をとったツアータイトルで4年がかりの構想のラストを飾るはずだったSTORY。NEWSにとっては3人での再スタートのライブでした。4人で作ったものを残しながら、3人でできるように再構築した、そんなライブです。
バックについてくれたJr.は7人。アルバムのSEVENという曲には
4+7 無敵のEREVEN
こんな歌詞がありました。NEWSとにゅすばの人数を表しています。このライブが始まった時には4ではなかった。そしてSTORYの最終公演では7の内の1人がJrを卒業すると発表がありました。そして今7は1となりました。まるでNEWSのライブが完結するのを待っていたかのように次々に減っていきました。
渡辺大輝
荻野未友治
新藤樹
髙橋汐音
西村航
森永裕二
彼らの中にはきっとSTORYが終わるのを待っててくれた人もいるでしょう。STORYで仲間の旅立ちを見て、決断をした人もいたでしょう。
STORYはファンの物語を募集して、それぞれの物語が詰まったライブでした。そしてNEWSのSTORYでもありました。でもそれだけではなくて、にゅすばのみんなにとってもNEW STORYへの一歩となっていました。NEWSも直接言われていなくともこうなることを分かっていたのかもしれません。チャンカパーナを一緒に歌ったのだと思います。Jr.コーナーとして彼らだけのパフォーマンスゾーンを作るのではなく、一緒に歌う。かなり珍しいことだと思います。彼らの多くは先輩のバックか舞台が主な仕事です。ハンドマイクを持って歌うのもかなり貴重だったと思います。私は最終公演の配信を見ましたが本当に楽しそうでした。NEWSなりの彼らへのはなむけだったのだと思います。
そして新たな道を進み始めた彼らは、NEWSのことをとても愛してくれていたのだと思います。SNSを始めた彼らは、NEWSに嬉しいお知らせがあると直接言わなくとも何かしらの反応をしてくれています。またSTORYのDVD発売に際して、ジャニーズでの最後の作品です。とツイートしてくれている子もいました。残念ながらジャニーズをやめてしまった人の名前をNEWSから聞くことはなかなかできないし、逆もまた同じです。それでも、NEWSのことを大切に思ってくれているのが分かるのがとても嬉しい。
正直に言うと私はNEWSのバックについてくれた子たちのことは全然知りません。何人か名前が分かるくらいでした。でもSTORY以降、彼らの旅立ちを知るたびにかなり寂しく感じています。それはきっと私がJrにも推しができたから。Jr担としての自分もいるからです。22歳定年制が発表されてから事務所を辞める決断をした人が増えています。
今Jr.はデビュー組と同じ、それ以上の仕事をしています。ジャニーズJr.にとってCDデビューというのは大きな夢です。それは言い換えるとJr.はCDデビューだけはできていない。他のことはできている状況でもあります。グループで冠番組をもっていたり、ドラマの主演をしたり、歌番組に出演したり。
もちろんそれは全員ではありませんし、NEWSのバックについてくれた子たちは、少クラで見ることもないし、ツアーバックと舞台がメインです。
明日なにがあるか分からないそれがジャニーズJr.です。
NEWSも何があるか分からない私はそう思っています。それは今のNEWSがそう見えるとかではなくて、彼らも人間だから。でもやっぱりデビューしている、というのはとても大きな事実です。デビューしていれば何かあるとしてもそれは本人たちの意思、または彼らの行動が招く結果です。でもJr.は違う。ある日突然グループがなくなったり、メンバーが増減したり、表舞台からいなくなってしまったり。本当に何があるか分からない。Jr担としてはそれがとても怖いです。でも、だからこそ後悔のないように応援したいといつも思います。
ジャニーズJr.として最後の舞台にNEWSを選んでくれた子がいたことを嬉しく思います。彼らは今、自分の夢に向かって新たな道を進んでいます。ジャニーズ事務所を辞める、ということは前向きな決断であっても、勇気のいることだと思います。同様にジャニーズに居続ける選択もまた勇気のいる決断です。
NEWSのバックについてくれたJr.たち。NEWSのライブを盛り上げて、一緒に作ってくれてありがとう。
君に幸あれ。